5月4日って、何の日か知ってる?こどもの日の前日……というだけじゃない。実はこの日、世界中のスター・ウォーズファンが盛り上がる「スター・ウォーズの日」なのだ。
「えっ、なんで5月4日?」と思った人、ぜひ最後まで読んでほしい。きっかけはまさかの、英語のダジャレだった。
「May the 4th」と「May the Force」が似てる、というだけの話
スター・ウォーズの代名詞といえば、あの名セリフ「May the Force be with you(フォースと共にあらんことを)」。映画の中では、別れ際や戦いの前に交わされる挨拶として登場する。
ここで英語をよく見てみると、5月4日は「May the 4th」と書く。発音すると「メイ・ザ・フォース」。なんと、フォースの「Force」とほぼ同じ音になるのだ。
つまり、「May the 4th be with you」=「5月4日があなたと共にありますように」と、「フォースと共にあらんことを」をかけた、世界規模のダジャレ記念日というわけ。これが、5月4日がスター・ウォーズデーになった理由である。
始まりはサッチャー首相への祝福広告だった
このダジャレ、実は最近できたものではない。記録に残る最古の使用例は、1979年5月4日にさかのぼる。
この日、イギリスでマーガレット・サッチャー氏が首相に就任。その際、新聞に支持者からのお祝い広告が掲載された。そこに書かれていたのが、こんな一文だ。
「May the Fourth Be with You, Maggie. Congratulations.」
(フォース……いや、5月4日があなたと共にありますように、マギー。おめでとう)
政治のニュースに、まさかのスター・ウォーズネタ。当時すでに1977年公開の第1作「エピソード4/新たなる希望」が大ヒットしていて、セリフは世界中に浸透していた。誰かが「これ、絶対かけられるじゃん」と気づいたのだろう。粋すぎる。

想像図
ファンが広め、公式が後から追いかけた
面白いのは、この記念日が会社の宣伝から生まれたものではないという点だ。ファンが自然発生的に「5月4日はスター・ウォーズの日」と言い合うようになり、SNSの普及でさらに拡大。あとから、製作元のルーカスフィルムや親会社のディズニーが「公式の記念日」として認めた、という順番なのだ。
ファンの遊び心が、世界中の企業を巻き込む一大イベントに育った。なんともスター・ウォーズらしい、草の根からの「銀河規模」の広がり方である。
そもそも、なぜ「エピソード4」から始まったのか
ついでにもう一つ。スター・ウォーズの第1作は、なぜか「エピソード4」から始まる。1977年に公開された記念すべき1本目なのに、4作目という扱いなのだ。
これは、ジョージ・ルーカス監督が壮大な物語の「途中」から映画化したため。ルーカス監督は、当時の映像技術や制作条件を踏まえ、悪を倒しに行く主人公が成長して、大きな戦いに勝ち、希望を取り戻す途中〜中盤のクライマックス直前の、全体の中でも比較的わかりやすいエピソード4を最初に映画化した。その後、前日譚(エピソード1〜3)や続編(5以降)へと広げていったとされている。とはいえ、5月4日が「エピソード4」とちょっと響きが似ているのも、なんだか運命的だ。
日本でも盛り上がる、5月4日
「海外の話でしょ?」と思うなかれ。日本でも、近年このスター・ウォーズデーはどんどん大きなイベントになっている。
2024年には横浜・みなとみらいで大規模な公式イベントが開催され、コスプレしたファンが集まり、街全体がスター・ウォーズ一色に。ディズニーストアや映画館でも限定グッズや特別上映がおこなわれるのが恒例だ。
そして、この日の楽しみ方はシンプル。誰かに「May the 4th be with you!」と言ってみる。ただそれだけで、知ってる人にはニヤッとされる。
会社の同僚や友人にLINEで送ってみるのも一興。「何それ?」と聞かれたら、今日読んだこの雑学を披露するチャンスだ。
まとめ:ダジャレが世界を動かした日
5月4日がスター・ウォーズデーになったのは、たった一つのダジャレがきっかけだった。新聞広告から始まり、ファンが広め、ついには公式記念日になる。言葉遊びひとつで世界がつながるのは、ちょっと素敵な話だと思わない?
というわけで、今日5月4日、合言葉はこれ。May the 4th be with you!(5月4日が、あなたと共にありますように)



コメント